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2024-11-22

鉄道の闇を暴く! お詫びと訂正

鉄道の闇を暴く!

P047の三河島事件の本文に間違いがありました
以下が訂正本文です
ご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます
申し訳ございませんでした

三河島事故
1962年5月3日
死者160名/重軽傷者296名

3つの事故が発生、死者は160名

 21時頃、常磐線三河島駅構内で下り常磐貨物線から本線に進入しようとしたD51牽引の下り貨物列車が、赤信号を見落として本線に並行する安全側線に進入した。
 その先には終端の砂利盛りがあったが、貨物列車は急ブレーキをかけたものの止まり切れず、砂利に乗り上げ脱線した(第1事故)。脱線した機関車と炭水車は、下り本線をふさぐ形で横転。そこに6両編成の下り普通列車が突っ込み、やはり脱線横転(第2事故)。6分後、そこにさらに9両編成の上野行き上り普通列車が突っ込む(第3事故)多重事故が発生した。
 第2事故の下り列車からは乗客多数が避難のために上り路線を歩いており、第3事故の上り列車がそれに気がつかないで轢くという悲劇も起こっていた。犠牲者の多くは、第3事故によるものであった。
 この結果、普通列車2本の乗客、運転手ら160名が死亡、重軽傷者358名という大惨事となり、「国鉄戦後五大事故」の1つとなっている。
 惨事となった原因として、第1事故の信号見落としとともに、事故発生を確認した時点で、列車指令が現場付近の上り線の運行を下り線同様に停止しなかったことも指摘された。
 この事故を機に、自動列車停止装置 (ATS) が国鉄全線に設置されることになり、66年までに一応完了した。
 また、国鉄ではプロ野球球団の国鉄スワローズを手放した。

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